SETREカレー 滋賀 & 長崎 編
SETREが進めている商品開発。
ホテルセトレ神戸・舞子、セトレハイランドヴィラ姫路のカレーに続いて、セトレマリーナびわ湖・セトレグラバーズハウス長崎の2店舗のSETREカレーの開発をしております。
SETREマリーナびわ湖 オリジナルカレー
『近江黒鶏のさらっとしたトマトスパイスカレー』
何をメインに持ってこようか・・と候補にあがったのが
『近江軍鶏』と『近江黒鶏』。
とりあえず2種類作ってもらって味を確かめよう!ということで、作ってくれている工場(キャニオンスパイスさん)にお願いし、2パターンを作っていただきました。近江軍鶏の方が聞いたことある名前ですし、そちらでいけたらいいなぁと思いつつ、いざ試食です。
・・・・小野田料理長、食べてすぐ「黒鶏やな!」と。
こんなにも味が違うのかと思うぐらい差があって、軍鶏は硬くなってしまい、レトルトにかけると味もあんまり活かせられておらず、一方黒鶏は味が濃厚で鶏の旨味を感じられるカレーに。即決でした。
『近江黒鶏』
http://www.shiga-portly.com/index.html
中にいれる食材が決まり、近江黒鶏を育てているところへ訪問してお話ししてきました。
近江黒鶏は、滋賀の甲賀という大自然の中で、無理やり大きくするのではなく、通常の2倍時間をかけて自然の流れに合わせて育てられています。低カロリーの餌を食べているので、本当にヘルシーとのこと。
そこに老化防止のトマトが加わり、女性に喜ばれるカレーになりました。
監修しているAZUCURRYの内藤さん曰く、こんなにトマト感のあるレトルトカレーはない!とのこと。トマトの優しい酸味を感じるカレーになっております。
そしてカレー自体さらっとしているのですが、さらさらなカレーには一定層のファンがいるらしく、これは人気がでそうな予感です。
SETREグラバーズハウス オリジナルカレー
『鯖のぴりっとグリーンカレー』
長崎のメイン食材・・本当に決まらなかった。長崎は綺麗な海に囲まれていて、本当に魚介が美味しいので魚介系がいいなぁと。
イカ墨の真っ黒カレーはどう?
本当のイカ墨はとても高級で大量に使用できないな・・・
イカ・エビを入れるのは?
レトルトかけたらゴムみたいに固くなる・・・
どうしようと思っていた時に、ある方とお会いしたことでピンと思いつきました。
お会いしたのが、鯖をメインに飲食店をされているSABARの右田社長。
そういえば長崎住んでた時に、鯖よく食べてた!
鯖を広めるために鯖サンドというものが売られていたり、
お寿司屋さん行ったら、生の鯖のお寿司があって、必ず食べていたなぁ・・
鯖が新鮮で美味しいのに、そのイメージが全くない長崎。
鯖をつかった美味しいカレーができれば、地域資源の磨き上げ、魅力の発信になると思い、鯖に決定いたしました。
メイン食材が決まってから、ここからが大変でした。
鯖のレトルトカレーって世の中にほとんどないんです。なんでかな・・と思っていた理由が明らかに。
まず加工。鯖の骨抜きが必要になるので、大変な作業になるらしく、加工してくれるところがあっても、大量ロットじゃないと駄目だとか、長崎の鯖ではやってない、などで工場に電話しまくりました。
専門用語でてきてよくわからず・・・結局SABARの右田社長に泣きつき、加工場を見つけてきていただきました。
続いて、味。
今回は異国情緒あふれる長崎のまちらしく、グリーンカレーにしよう!ということで試食を何度か実施。キャニオンスパイスさんが思考錯誤してくださり、何回も試食したのですが・・・塩分が何故か強くなったり、鯖の臭みが出てきたり。
レトルトというのは、120℃で4分間加熱させて世の中の菌を殺してしまう加工方法なのですが、高温にかけるので誰も完成まで味がどうなるかわからないそうなんです。
・・・難しかった。。
でもなんとか完成間近です。
SETRE料理長、小野田が試食した時に『うまい!』とほえたグリーンカレー。本当に美味しい時にしか喋らない小野田が褒めたのだから、きっとみなさんに美味しいと思っていただけるはずです。グリーンカレー嫌いな私でも美味しく食べられました。お酒にあうグリーンカレーです!
11月販売開始予定です。お楽しみに。