セトレマリーナびわ湖|SETRE Open Kitchen
地域とつながり、地域とつなぐ
SETREは、”地域のショールーム”。私たちは「SETREがあってよかった」と思ってもらえるようなホテルづくりを目指しています。 地域には、地元の人でさえ知らない歴史や文化、受け継がれている技術がたくさんあります。眠っている魅力を掘り起こし、多くの人に伝えていきたい。地域に暮らす人々とつながり、そこを訪れた人と地域をつなぐ橋渡し役になりたいと考えています。 その場所でしかできない体験を伝えたい。五感で”地域”を感じてほしい、そんな想いがあります。コミュニティホテルとして、地域の「人・モノ・資源」を活かした取り組みを発信しています。なかでも、地域とのつながりを体感できるワークショップは、誰でも参加できる人気のイベントです。
作り手の”想い”を伝えたい 「SETRE Open Kitchen」
SETREが地域の生産者さんからお預かりする素材は、作り手の想いがあるものばかりです。美味しい!うつくしい!はもちろんのこと、それを作る人の「こだわり」に惹かれ素材を選んできました。 素材を活かした美味しい料理を提供するだけではなく、それを作っている人の想いや物語を少しでも多くの方に届けたい。なんとかして伝えることができないかと・・・ 知って、料理して、食べて、学んで、出会って、体験して、買って帰れる空間や時間をお届けします。 つくる人と食べる人をつなぐ、これが「SETRE Open Kitchen」 レストランには、畑やキッチンを飛び出した生産者やシェフが登場!手間や愛情を込めて作られた地域の素材を使って、その日限りの特別メニューを提供します。生産者のこだわりトークを聞きながら、シェフが目の前で料理。出来たてを生産者やお客様と一緒にいただきます。
井入農園/和ハーブ
2024年10月、井入農園さん(滋賀県守山市)と一緒にオープンキッチンを開催しました。 井入農園さんは花や野菜の苗、季節の野菜やハーブなどを生産・販売されています。和ハーブインストラクターでもある井入さんは、和ハーブの魅力を広めるために積極的に活動されている生産者のおひとりです。
※和ハーブとは・・・在来種、または江戸時代以前より日本に自生し使われてきた有用植物の総称。ヨモギやドクダミなど古くから日本人になじみのある植物。
今回は、井入さんのご提案で「長命草のサルサヴェルデ」を作りました。 サルサヴェルデ(Salsa Verde)、耳にしたことがありますでしょうか。 直訳すると「緑のソース」を意味します。
イタリアやメキシコ料理で使われることが多く、肉料理や魚料理、サラダなど幅広い料理に使える万能ソース。作り方はとても簡単で、フードプロセッサーに長命草、アンチョビ、卵黄など材料を入れて混ぜるだけ。目の前で調理される様子を、皆さま熱心に見学されていました。 出来立てのソースをご試食いただきました。
・シンプルな味付けでいろいろな料理に合いそう
・これなら自分も家で作れそう
・和ハーブってこんな使い方ができるんだ
と、和ハーブを身近に感じていただけました。
その他にも、ハーブティーの作り方や和ハーブを使ったお肉の臭み消し術など、普段の生活で手軽に取り入れられる”和ハーブ”の楽しみ方を教えていただきました。 ”和ハーブ”をもっと身近に感じてもらいたいと、井入さんは”和ハーブ”を育てる「サステナブルプランター」も開発したそう。 「廃プラを素材に使っているんですけど、真夏でも通気性が良くて植物もよく育ったんです。こうやって植物を壁に掛けることもできてオシャレでしょう?」と笑顔で話す井入さんの姿が印象的でした。
大切にしたいつながり
「つくる人と食べる人をつないでいきたい」いう思いで、毎回オープンキッチンを開催しています。 リピーターのお客さまも多く、「より体感型のアトラクションが欲しい」というお声をいただきました。今後は、お客さま自身が体や手を動かし体験できるような、趣向を凝らしたイベントにしていきたいと考えています。 私たちが大切にしている、″つながり″ 何度かご一緒している井入さんから「今回の企画が一番面白かった!」とお言葉をいただき、私たちも喜びを感じる一日となりました。今後も生産者の方との関係を大切にしながら、定期的にイベントを実施していきたいと考えています。
次回の開催は、2025年1月16(木)みなくちファーム様 詳しくはこちら▷https://www.hotelsetre.com/opk_biwako/