信楽 卯山製陶

「地域の編集者」として、地域の宝物や物語の詰まった“ホテルというメディア”となり、魅力を発信していくことが使命だと考える私たち。

各ホテルでは、レストランで生産者さんの想いが伝わる“料理紹介”をしていたり、オープンキッチンという生産者さん、お客様、ホテルスタッフが一体となるイベントを定期的に開催していたりします。

そんなセトレマリーナびわ湖スタッフの感性を高めるべく行われた滋賀県甲賀市・信楽への訪問。
信楽の伝統的なお茶園・かたぎ古香園の訪問に続いて向かったのは、セトレマリーナびわ湖でもたくさん使用している信楽焼の窯元さんたちのところ。
今回はその中から、卯山製陶・西尾さんと丸滋製陶・今井さんの元にお邪魔しました。

卯山製陶訪問

卯山製陶は、1939年創業以来、伝統技法を継承しながら、常に新しい感性を取り入れて現在のライフスタイルに合う器づくりを行う窯元さんです。
スタイリッシュな傘立てや花器、食器や陶照明が並ぶギャラリーは、じっくりと腰を据えて眺めたくなる魅力に溢れています。
実際にホテルで使用しているお皿や器を見つけると思わずテンションの上がるスタッフたち。
「こんな素敵な器が家にもあれば…」と各々食い入るように作品を見つめていました。

圧巻の職人技

ご厚意で、ペンダントライトの制作風景を見せていただきました。

長年の努力で培った指先の確かな感覚で繊細な形を作り上げる様子に、「何時間でも見ていたい…」とスタッフからも感嘆の声が。
真剣な表情から一変、作品が出来上がり満面の笑みで見せてくださると、スタッフからも自然と笑顔と拍手が巻き起こっていました。

繋がりが生まれる場、オープンキッチン

そんな卯山製陶とセトレマリーナびわ湖で行ったオープンキッチン(生産者さん・お客様・セトレスタッフが一体となって行うイベント)にて、お客様に制作いただいた器を取りに行きました。

試しに自分の作品を開封してみたスタッフ、なかなか味のある仕上がりになっていました。
これでお酒を飲むんだとか…。

自分で作る器は一生の想い出となり、使う度にオープンキッチンでの出逢いに想いを馳せていただけることと思います。
イベントに参加してくださったお客様にお渡しし、笑顔を見られる日が楽しみです。

オープンキッチンに参加したお客様やセトレを巡っているお客様が、卯山製陶へ足を運ぶこともあるのだとか。
「滋賀県に、信楽に足を運ぶ1つのきっかけになれば」という想いでイベントに参加しているのだと、代表の西尾さんは笑顔でお話しくださいました。

セトレマリーナびわ湖での出逢い

そんな卯山製陶の器は、実際にセトレマリーナびわ湖のディナーでもたくさん使用しています。
器でも滋賀の魅力を感じていただけるよう、信楽焼が映える盛り付けの工夫も。
ぜひ実際に器に触れながらお楽しみください。

製陶の様子を間近で見学し、改めて普段使用している器一枚一枚に込められる職人さんの想いを実感したスタッフたち。
しっかりとその想いを、ホテルで出逢うお客様にお届けできれば…

セトレマリーナびわ湖 | 生産者さん訪問③、丸滋製陶訪問の様子へと続きます。