「ホテル セトレ神戸・舞子」では、2023年2月宿泊者専用フリーラウンジをリニューアルしました。“海、明石海峡大橋、淡路島”その壮大な景色を望みながら過ごすことの出来る宿泊者専用フリーラウンジ。サンセットを目の前にしての乾杯や、ライトアップを望みながら語らう時間。

そして、コーヒーの香りに包まれながら過ごす朝のひととき。ここでしか味わえない贅沢な時間と地域を感じるタカラモノをお届けしています。この度、もっと地域の魅力を感じてもらえるラウンジにと、目の前に広がる淡路島の伝統文化「瓦」や「土壁」、「手漉和紙」を使ったラウンジに一新しました。

背景

セトレグループは、コミュニティを軸に地域の「人・モノ・資源」を活かした取り組みを発信してきました。地域には地元の人すら知らない歴史や文化、継承されている技術等がたくさん眠っています。それをセトレはコミュニティホテルとして発掘・発信することで、ホテルやレストランを通じて地域経済を活性化していきたいと考えています。
目の前に広がる淡路島の伝統文化の魅力をお客様に感じていただければと、淡路島出身の左官職人久住有生(くすみ なおき)さんが手がけた「土壁」や淡路島の手漉和紙、淡路瓦を使ってラウンジをリニューアルいたしました。

淡路島出身の左官職人が手がけた「土壁」―久住 有生(くすみ なおき)―


重要文化財などの歴史的価値の高い建築物の修復ができる左官職人として、国内にとどまらず、海外からの評価も高く、オファーも多いく伝統建築物の修復・復元作業だけではなく、商業施設や教育関連施設、個人邸の内装や外装も多数手掛ける久住さんに、伝統的な左官技術とオリジナリティ溢れるアイデアで、淡路島の土地の暮らしや自然を意識しながら、土や材料を選んでいただき、仕上げていただきました。

淡路島の伝統文化「淡路瓦」―大栄窯業株式会社―


一枚一枚の瓦が織りなす美しい日本景を取り戻すことを夢に持ち、 瓦作りと瓦の未来創りに汗を流す大栄窯業の代表道上大輔さんが淡路島の土で焼き上げた瓦を使って、ラウンジのメインカウンターを作りました。土を焼いただけの素朴な質感の銀古美敷き瓦。
一枚一枚表情が違うことこそ地球由来素材である瓦の本来的魅力が輝きます。

「手漉和紙 淡路津名紙」―和紙職人 奥田 好治ー

淡路島で唯一の和紙工房を営む奥田好治さんが、島の風土で育った楮をもとに、一枚一枚心をこめて漉きあげた津名の紙で仕上げたバーカウンター。素朴であたたかみのある淡路の紙は、和紙のもつ日本の伝統の美と心が伝われる作品です。