「セトレハイランドヴィラ姫路」では、2017年3月25日に3部屋のテーマ別コンセプトルームが誕生しました。コンセプトは「日本のホンモノを伝える」部屋。セトレグループとかねてより付き合いのある「WISE・WISE」、「西粟倉・森の学校」、「和える」の3社がそれぞれのコンセプトに基づいた世界観のある客室をプロデュースしてくれました。

“コンセプトルーム”を通じて、お客様に「日本のホンモノ」を五感で体感してもらう空間をお届けしています。今後も、地域に眠る歴史や文化、技術なども発信できる仕掛けづくりをしていきたいと思っています。

背景

セトレグループは、コミュニティを軸に地域の「人・モノ・資源」を活かした取り組みを発信してきました。地域には地元の人すら知らない歴史や文化、継承されている技術等がたくさん眠っていますそれをセトレはコミュニティホテルとして発掘・発信することで、ホテルやレストランを通じて地域経済を活性化していきたいと考えています。

コンセプトルームを作ってくれた3社は、いずれも社会的・地域的課題に向き合い、機能性とデザインにこだわった商品を展開しています。互いの想いに共感し、今回「日本のホンモノを伝える」をコンセプトにユニークなアイデアを散りばめた3つのお部屋が誕生することとなりました。

コンセプト「ファット・アマーノジャパニーズモダン」―WISE・WISE―

日本全国のより良いものを集め(照明・障子紙・花器・茶器・フローリングなど)、日本ならではの丁寧な手仕事や素材を五感で体感する部屋。

既存客室の延長線上に位置づけながら、より高い感度で構成。季節の移ろいを花器やカーテンなど色合いで表現し、何度足を運んでも変化のあるお部屋に。

コンセプト「ヒノキの質感を楽しみ、森を眺めるためのお部屋」―西粟倉・森の学校―

天井・壁・床は西粟倉で造られたヒノキで設え、無垢の質感と香りを楽しみつつ、窓の外の播磨の街並みを眺められるお部屋に。木の質感を楽しんでいただくため、テレビや高さのある什器は設置せず、お部屋にいながら播磨の森の中にいるような空間に仕立てます。

コンセプト「明珍火箸(みょうちんひばし)瞑想の間」―aeru 和えるー


姫路の代表的な伝統産業品、明珍火箸。火箸が触れ合ったときの澄んだ音は、その美しさから「東洋の音色」として世界からの注目を集め、癒し効果があると言われています。

備後畳表と稲ワラを使用した座り心地の良い畳や、姿がぼんやりと映る漆塗りの天井など、こだわりを集めた空間で、明珍火箸の音色を聴きながら、自分自身とゆっくり向き合う時間を演出します。