
ぶらぶらとお散歩するのに最適な奈良公園やならまち周辺。新旧様々なお店があり、寄り道も楽しいスポットです。その反面、限られた時間の中でどこへ寄ろうかと悩む場合も・・・。
今回は、定番グルメから奈良らしい雑貨に出会える最新スポットをまとめました。とにかく、ココを押さえておけば間違いないお店ばかりをギュっと厳選!奈良を散歩する際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
こだわりの厳選素材!「春日荷茶屋」で味わう名物、万葉粥
お散歩コースで外せないグルメ。しっかりと腹ごしらえもしつつ、その土地ならではの食を味わえるとベストですよね。そんな人にぴったりなのが、「春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)」の万葉粥。
創業時から続く名物メニューの万葉粥。お粥というと何だか地味で味気ないイメージ・・・と感じる人も多いのではないでしょうか?しかし春日荷茶屋の万葉粥は季節ごとの食材を取り入れた、滋味豊かな味わいが特徴。その理由は、北海道産の昆布だしに奈良県産の白みそ、お米はひのひかりと厳選された食材にあります。
さらにお粥の内容は月替わりで、例えば4月の桜の開花時期には、黒米餅とピンクの桜があしらわれたお粥、6月の夏越の祓の時期には赤豆、小豆のお粥、7、8月の時期は緑が美しいうす茶粥など、本当にバラエティー豊か!
つまり年間を通じて12種類のお粥があるため、季節を変えて何度も訪れたくなるのも納得です。見た目にも美しく楽しめるお粥は春日荷茶屋ならではです。
春日大社の神聖な空気の中で味わえる特別感
そしてこの春日荷茶屋、実は世界遺産としても知られる春日大社の敷地内に佇んでいます。ですので、奈良公園一帯の散策途中に立ち寄るにもぴったり!
そして、天気のいい日には四季を感じられる庭園でいただくことも可能。清々しい空気を感じながら、ゆっくりと万葉粥をいただくなんて風情があると思いませんか?
また、万葉粥だけでなく実はスイーツも豊富に用意されていますよ。吉野の本葛を使用したくず餅や大和茶の最高級抹茶がいただけるほか、夏限定のかき氷など季節限定メニューも多くあるので、スイーツ好きもぜひ足を運んでみては。
ただし、定休日が不定休のため事前にホームページ等で確認してから訪れるのがベターです。ここでしか見られない風景と空気感と共にお腹を満たしてみては。
住 所:奈良市春日野町160
電話番号:0742-27-2718
営業時間:10:00~16:00
定休日 :不定休のためHPにてご確認ください。
アクセス:JR、近鉄「奈良駅」より奈良交通バス「春日大社本殿行き」乗車後、
「春日大社本殿」で下車後徒歩3分
JR、近鉄「奈良駅」より奈良交通バス「市内循環外回り」乗車後、
「春日大社表参道」で下車後徒歩3分
公式HP:春日荷茶屋公式HP
ならまちの風情ある人気和菓子店「樫舎」
趣ある町家の佇まいについ気になって、足を踏み入れたくなる雰囲気のこちら。ならまちでもひときわ人気を集める和菓子屋の「萬菓子誂處 樫舎(かしや)」です。ならまちエリアの元興寺のほど近く。休日になると、お店の前に行列ができていることも多く、ならまちの有名店としてご存じの人も多いかもしれませんね。
そんな樫舎では、素材へのこだわりが凝縮した和菓子をいただけます。和菓子の肝ともいえる餡へのこだわりは相当。
例えばこし餡を作る場合、丹波小豆を皮が割れないようふっくら炊き上げ、手作業で皮と中身を分けます。その後水でさらすこと数回、砂糖を加え炊いていくという地道な工程が続きます。
ちなみにこの工程だけで丸1日かかるよう。さらに一晩寝かせてから和菓子として形作られていくという流れ。素材の良さをグッと引き立たせるための手間は惜しまない姿勢に、多くのファンがいるのも納得です!
繊細で美しい和菓子はお土産にもおすすめ!
そんな樫舎の店内で上質な和菓子をいただこうと思うと、行列の覚悟は必須です。喫茶利用の場合、現在予約優先制となっているためあらかじめ予約しておくのがベター。それでも予約が取れなかったり、お散歩途中にふらりと立ち寄る場合、「行列に並ぶ時間はない・・・」そんな人も多いと思いますが、大丈夫!
喫茶利用だけでなく、もちろん購入して持ち帰ることができるので店頭に美しく並べられた和菓子をゆっくり選んで、宿でゆっくりいただくのもよし、日持ちがするものであれば自宅で奈良旅に思いを馳せながらいただくのもいいのではないでしょうか。
日持ちが気になる方は、近江のもち米と阿波の和三盆糖を使ったお煎餅「子種」といった干菓子もあるのでご安心を。焼き印が可愛らしく、ほっこりします。約1カ月日持ちするので、お土産としてもおすすめ!
旬の素材を贅沢に使用した和菓子、季節により登場する種類も変わるため、何度でも足を運びたくなるお店です。ぜひ散歩途中にふらりと覗いてみては。
住 所:奈良市中院町22-3
電話番号:0742-22-8899
営業時間:9:00~18:00
※喫茶は11:00~16:30
定休日 :水曜日
アクセス:近鉄「奈良駅」より徒歩10分
JR「奈良駅」より徒歩17分
公式HP:萬御菓子誂處 樫舎公式HP
衣食住を格上げする雑貨に出会うなら「中川政七商店」
最後に奈良らしい伝統的な雑貨をお探しの方におすすめしたいのが「中川政七商店」。レトロなブランドロゴが印象的で、ショッピングモール等で見かけたことがある人も多いのでは?
さながら衣食住のセレクトショップのような店内は、毎日の生活を楽しく快適にしてくれるアイテムが勢ぞろい。現在では全国に約60店舗を構えるブランドですが、実は奈良発のお店というのは意外と知られていないのかも。
そんな中川政七商店の創業はなんと享保元年!奈良晒の商いからはじまり、現在まで約300年続くお店で、奈良県内だけでも4店舗を構えています。ならまちのお散歩途中に立ち寄るなら、テキスタイルを中心とした「遊 中川 本店」もしくは各地の工芸品をお土産として提案する「日本市 奈良三条店」といった店舗がおすすめ。
中川政七商店が手がける「鹿猿狐ビルヂング」がオープン
意外にもならまちには暮らしの道具を扱う、メインブランドともいえる「中川政七商店はないの?」と思う人も多いはず。
実はこの2021年4月14日、ならまちに中川政七商店が手掛ける複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」がオープン。「路地を巡り出会う、触れ、学び、味わう奈良」をコンセプトに衣食住のショッピングはもちろん、ワークショップなど体験もできる施設が生まれます。先ほどご紹介したならまちの「遊 中川 本店」にもほど近い立地で、ならまち散歩には欠かせないスポットとなりそうです。
この施設内の1.2階に旗艦店として「中川政七商店 奈良本店」がオープン。なんとオリジナル商品が3,000点も!もちろんこの店舗限定品もあるので、ぜひゆっくり店内を見て回りたいところ。ほっと一息つける選りすぐりのお茶とお菓子揃いのティーサロン「茶論」も併設してるので、一日中いても本当に楽しめること間違いなしのニュースポットとなっています。
ちなみに関西初出店の「猿田彦コーヒー」、東京の人気フレンチ店「シオ」が手掛けるすき焼き店「きつね」も初出店。勘のいい人ならお気づきかもしれませんが、この「鹿猿狐ビルヂング」の名前の由来となっています。こちらのカフェやレストランも気になるところ。
ならまちの街並みに調和しつつ、奈良に新しい風を吹かせる存在となりそうな施設ですね。ならまちの新たな定番スポットとして、いち早く足を運びたいところです。
鹿猿狐ビルヂング
住 所:奈良市元林院町22番
営業時間:中川政七商店 10:00~19:00
※その他テナントについて、営業時間は異なります。
アクセス:近鉄「奈良駅」より徒歩7分
JR「奈良駅」より徒歩15分
公式HP:鹿猿狐ビルヂング公式HP
SETRE NARAMACHI
住所:奈良県奈良市高畑町1118
TEL:0742-23-2226
営業時間:
【ホテル】 火曜定休
http://www.hotelsetre.com/naramachi


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