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2020/11/25

奈良と鹿の関係とは?そして知っておきたい鹿の現状、奈良の鹿を守るため私たちができること

奈良と言えば鹿、そんなイメージを抱く人も多いであろう奈良と鹿の関係。実際に奈良を初めて訪れた時、車が通る道でも悠々自適に歩いて渡る鹿の姿を見て、思わずびっくりする人も多いよう。それくらい、人間と鹿が自然と暮らしに溶け込みあっているのが奈良の鹿の特徴と言えるのではないでしょうか。

しかし、なぜ奈良にはこんなに鹿がたくさんいるのでしょうか。その理由は意外と知られていないよう。また、近年問題として一気に認知され始めた鹿とポリ袋の問題。そこで奈良公園の可愛い鹿たちを守るために、私たちができることとは?

この記事では、奈良と鹿の関係、そしてその鹿の現状をお伝えします。

奈良公園には何で鹿がいるの?

奈良公園を訪れると、無数の鹿。ゆったりと歩いたり、草を食む姿は非常に可愛らしいもの。野生の鹿ではありますが、人慣れしていて鹿せんべいを直接手から食べる姿は本当に愛らしい。思わず写真におさめたくなるのも頷けます。

鹿と奈良の関係は”奈良時代”に遡る

現在は約1200頭ほどがいると言われており、国の天然記念物としてしてされています。では、なぜこんなに奈良には鹿が多くいるのでしょうか。奈良公園と鹿の関係は古く、遡るとなんと奈良時代。

当時の権力者、藤原氏が氏神様であるタケミカヅチノミコトを祀るにあたってのこと。茨城県の鹿島神社から神鹿に乗ってこの神様が奈良の春日の地にお越しになったと伝えられています。それ以来鹿は神聖な動物として、奈良では非常に手厚く扱われてきたという歴史があります。

近年問題となっているゴミ問題。知っておきたい鹿の現状

では、現在の奈良の鹿の状況はどうなのでしょうか。先ほどもご紹介したように、奈良の鹿は野生。そのため、芝や道路を自由に歩き回っているのをよく見かけますよね。動物園のように飼育されているわけではありません。ですから、私たちも自由に近寄って鹿せんべいを与えたり、写真を撮ったりすることができている訳です。

人間の出したゴミが鹿の命を奪っている今

飼育されている訳ではないため、奈良公園の鹿は自分たちでエサを見つけ、生きています。草食動物のため、奈良公園の芝をメインに木の実や笹などを食べています。また、人間が与えていいエサとしてご存じの鹿せんべい。鹿せんべいは米ぬかと小麦粉からできており、この鹿せんべいの売り上げの一部は鹿の保護や調査といった鹿を守る活動に使われています。

奈良の鹿の食糧事情は、このようなところ。しかし近年、奈良の鹿において大きく問題となっていることが。それは鹿のポリ袋誤飲問題。

奈良公園に生息する鹿が、ポリ袋を食べ死んでしまうということが多発しているよう。奈良の鹿愛護会によると、過去5カ月の間死んでしまった鹿14頭のうち9頭の胃の中から、ポリ袋の塊が発見されたと発表しています。何と1頭で4キロ以上のポリ袋のゴミが胃の中から見つかったことも。奈良公園で起こっている、非常に痛ましい現状です。

一部の観光客が、人間のお菓子を与えその匂いを覚えた鹿が食べ物の匂いがついたポリ袋やごみを誤って食べてしまうことが原因とされています。一部の心無い人による行為で、古くから大切にされてきた鹿が苦しむのは非常に悲しいことです。

鹿保護活動「SAVE THE DEER PRJ.」で鹿を救おう!

もちろん、奈良公園に訪れた際に鹿せんべい以外の食べものは与えない、ごみを決して捨てない。こうしたことは当然ですが、鹿たちを守るため私たちができることはないのでしょうか。

このような奈良の鹿の現状を少しでも変えるため、奈良にホテルを構えるセトレがSAVE THE DEER PRJ.を発足。奈良旅を通じて奈良の鹿を守り、環境を守るため私たちが気軽に参加できるこのプロジェクト。ではどういった内容なのでしょうか。

鹿の誤食の原因となるポリ袋は減らそう!奈良発祥の風呂敷をエコバックに!

鹿の生息する環境を守るというと、どうしても敷居が高くなかなか一歩踏み出せないという人も多いはず。セトレでは、鹿を守りたい!と思う人がもっと気軽に鹿愛護に参加できる仕組みを作り、その輪を広げています。

まず、奈良発祥の風呂敷をエコバックにすることを提案しています。スーパーやコンビニで買い物の際に使われるポリ袋。鹿が誤って食べてしまい、それが死亡の原因になっているのは前述した通りです。そのポリ袋の使用自体を減らす取り組みが行われています。

実は風呂敷は奈良が発祥の地。何度でも利用できるため、環境にもお財布にもエコと良いことづくめなのです。そしてこの風呂敷は、ならまちにあるホテル「セトレならまち」にて、1枚3,000円(税別)で購入することができます。サイズは72㎝×72㎝で使い勝手の良いサイズです。

一度使うと手放せなくなる。風呂敷は、旅上級者の必須アイテム

鹿を守ることに繋がるのはいいけど、いざ風呂敷ってどうやって使ったらいいの?と思う人も多いかもしれません。もちろん買い物時のエコバックとして使用するにはもちろんですが、まだたくさんの使い道が。ここでは少し風呂敷の魅力をご紹介します。

まず風呂敷の素晴らしいところは、使い道がフレキシブルである点。例えば、旅行の際のパッキング。バッグインバッグを活用し、スーツケースの中を整理している人も多いはず。でも実はこれは風呂敷で代用が可能。むしろ風呂敷の方が包むものの量や形に合わせて姿を変えられるので色々なサイズに対応できます。ギュッと圧縮して縛れば、かなりコンパクトに。あまりしわにしたくない衣類であれば、ふんわり包んだりと自由自在。

さらに、汚れものを包んでも気軽に洗濯できるので衛生的。寒い時にストール代わりに使う旅上級者も。このように風呂敷1枚で、こんなに使い道があるのが魅力。

そして何と言ってもかさばらない上、軽量。出番がなくても、かばんの中で決して邪魔にはならないところが旅のアイテムとしては非常に優秀。そのため旅慣れしている人の間では、定番アイテムとなっているのも頷けます。

風呂敷を買う?ならまちに宿泊する?あなたの行動を通じて鹿を守ることが出来る!

先ほどご紹介したように、風呂敷を利用することでポリ袋自体の使用を減らすことが環境を守り、鹿の誤食を減らすことに繋がります。

そしてこのセトレならまちで風呂敷を購入することで、その購入代金の10%が奈良公園で鹿の保護活動を行っている一般社団法人「奈良の鹿愛護会」に寄付されます。

ちなみに鹿愛護会での活動は次の通り。例えばケガをした鹿を保護し治療したり、妊娠したメス鹿を保護したりといった鹿の保護育成。鹿の角きりや鹿寄せといった伝統行事の保存継承。鹿と人間が上手く共存できるよう交通事故防止などの活動が行われています。

そして私たちが鹿愛護に貢献できる方法が、もう一つあります。”泊まることで鹿愛護になる”というもの。セトレならまちで「SAVE THE DEER 風呂敷」が付いた宿泊プランで、宿泊すると、宿泊代の一部(風呂敷代金の10%相当)が同じく寄付されるというもの。少しでも鹿愛護に貢献できる方法を取りたい!という人は、せっかくならまちに泊まるのであれば、ぜひこちらのプランで宿泊してみては。

セトレならまち
住所   奈良県奈良市高畑町1118
電話番号  0742-23-2226
定休日  火曜日(祝日・夏季・年末年始を除く)
公式HP    セトレならまち公式HP

まとめ

奈良の魅力の一つともいえる鹿の存在。その鹿を守るために私たちができることは、ごみを捨てない、決められたエサ以外与えないなど当たり前といえば当たり前のこと。しかし、それらが守られないことで鹿の命が脅かされている現状があります。
奈良の可愛い鹿たちの存在を守るため、気軽に参加できる愛護活動があることを知っていただけたでしょうか。今回ご紹介した愛護活動は風呂敷を買ったり、泊まったりと貢献する側としても何だか楽しめる仕組みになっています。鹿を守る活動に参加してみたいけど、どうしたらいい?という人にも、敷居が低くおすすめです。

ぜひ奈良旅をする際には、このプロジェクトを通じて鹿を守るお手伝いをしてみてはいかがでしょうか。

セトレならまち
SETRE NARAMACHI
住所:奈良県奈良市高畑町1118
TEL:0742-23-2226
営業時間:
【ホテル】 火曜定休
http://www.hotelsetre.com/naramachi
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