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2020/12/10

吉野の魅力は”桜だけ”にあらず。季節を問わず行ってみたい、奈良県吉野の最先端スポットから自然満喫スポットまでご紹介!

吉野と言えば、全国的の桜の名所として有名な奈良の観光地。一生に一度はその絶景を見てみたいと願う人も多いのでは。しかし、吉野の魅力は「春」だけではありません。

自然豊かで四季折々の表情を見せてくれる山々。そんな自然に囲まれた吉野には素敵なカフェ、先進的な取り組みをしているゲストハウス、そして吉野ならではの絶景スポットまで様々なジャンルの「行ってみたい!」があるのです。今回は、季節を問わず行ってみたくなる吉野の魅力的なスポットをご紹介します!

コミュニティがホストになる家、世界初のコミュニティハウス「吉野杉の家」

この「吉野杉の家」は、世界初のコミュニティハウス。まずコミュニティハウスとは、「建築と文化の共有を通じ、地域の活性化を図る」ことをを目的としたもので、建築家の長谷川豪と民泊でお馴染みのAirbnbの共同創業者ジョー・ゲビアのコラボレーションで生まれた世界的な取り組み。こんな先進的な取り組みが、実は吉野発で行われていたなんてご存じでしたか?

建物の2階部分にゲストが宿泊出来るよう、各ゲストルームが用意されています。そして1階がコミュニティスペースとなっており、地域に開放したスペースとなっています。そのため、ゲストルームはしっかりとプライバシーを保ちながらも、1階では他のゲストや地元の人々とテーブルを囲み、食事や交流が自然と出来る仕組みというわけです。

また、たくさんの自然や伝統文化を実際に触れて体験出来るのが、この吉野ならではの魅力。吉野川の川魚を使った寿司作り、カヌー、森林セラピー、ヨガ、酒造や酒蔵の見学・テイスティングなどまさにこの吉野の環境を余すことなく味わえます。

都会の喧騒から離れ、自然の中に身を置いてみるのもよし。普段出来ないことに没頭してみるもよし。自分の好きな過ごし方を存分にし、また新たなエネルギーがチャージできそうな気がしませんか。

吉野ならではの”吉野山の木”をふんだんに使用したゲストルーム。

吉野の家は2タイプの部屋が用意されています。その名も「日の出の部屋」と「日の入りの部屋」。その名の通り、日の出の部屋は東向きの部屋。そのため吉野川を東向きにのぞむ景色に、部屋には朝のキラキラした光が差し込むというもの。

そして日の入りの部屋は、吉野川を西向きにのぞむお部屋。夕暮れの優しい光に包まれるお部屋です。温かいオレンジ色の光に包まれる空間。そこにいるだけで何だか疲れも癒されそうですね。

そしてこの吉野杉の家全体では、三大人工美林として名高い吉野山の木がふんだんに使用されているのが特徴。杉以外にもなんと28種類の木が使用されています。客室は吉野の白いヒノキがメイン。そのため清潔感もあり、温かみのある空間となっています。

ただの”観光”だけではなく、繋がりを感じられる旅を求める方はぜひ訪れてみては。宿泊の予約はairbnbから受け付けています。

住所  奈良県吉野郡吉野町飯貝624
電話番号   0746-39-9023
アクセス   〇近鉄南大阪線「大和上市駅」よりタクシーで8分、もしくは徒歩20分
ホームページ 吉野杉の家 公式HP

山に佇むカフェ「TSUJIMURA&CAFE KITON」で味わう本葛

そして続いてご紹介したいのが、カフェ。大阪からだと約1時間40分ほど。近鉄「吉野山駅」から徒歩15分。吉野山への散策途中に現れるので、歩いて目指してみるのもいいかもしれません。

そこで味わえるのが、葛菓子。葛菓子とは、葛粉を使った和菓子のことで古くから吉野山の銘菓としても有名。店内ではくずきりや、くずもちといったその場でしか味わえない本葛メニューも揃っています。本葛のデンプンは非常に粒子が細かく、なめらか。そのため、ちゅるんと滑るような繊細な舌触りが特徴です。このくずきり、くずもちはオーダーを受けてから10~15分程時間がかかりますが、ぜひ味わってみたいもの。

土日祝限定ではありますが、ランチも楽しむことができます。一品一品丁寧につくられているのが伝わってくるような、体にも優しいおかずが揃っています。売り切れ次第終了なので、お目当ての方は早めに訪れて。

詩的なネーミングが美しい。お土産にも最適なスタイリッシュな葛菓子

店内でしかいただけないランチや本葛メニューを楽しんだら、店内を少し散策してみるのもおすすめです。店内はギャラリーも兼用しているため、葛菓子はもちろん作家さんの作品をを手に取ったり、購入することも可能。

葛菓子というと、何だか昔ながらのお菓子というイメージをお持ちの方も多いはず。しかしTSUJIMURA&CAFE KITONの葛菓子を手に取ると、そのイメージは一変するはず。まずはそのパッケージが非常にお洒落。シンプルでありながらスタイリッシュで、思わず手に取ってしまいます。

さらに、その商品名にも特徴が。本葛と和三盆などを混ぜあわせた葛菓子。見た目は落雁のようですが、もち米を原料とする落雁とは違い、口に入れるとほろりと溶ける口溶けと舌触りの良さが特徴です。

ころんと丸いフォルムに一個づつ包装されている様は、まるで飴玉のよう。その商品名は「風のしらべ、ふわり」。何とも詩的で叙情的。他にもステック状の葛菓子は「水との 戯れ」。ネーミングにもセンスを感じます。葛菓子自体の賞味期限も約150日(夏場は100日)と日持ちするため、お土産にも最適。いつもより少しハイセンスで上品さを兼ね備えた、ワンランク上のお土産にいかがでしょうか。

住所 奈良県吉野郡吉野町吉野山950
電話番号 0746-32-3032
アクセス 近鉄「吉野駅」下車、臨時バスで「吉野山駅」下車後徒歩15分
※2020年12月時点でケーブルカーは運休中のため、上記のアクセスとなります。
営業時間 10:00~18:00(ラストオーダー17:30)
定休日 火曜日、水曜日(詳細はHPでご確認ください)
ホームページ TSUJIMURA&CAFE KITON公式HP

ドキドキハラハラのスリルと360度広がる大パノラマの癒し。どちらも一気に味わえる「谷瀬の吊り橋」

最後に吉野の観光名所として、ぜひ足を運んでおきたいのがこの「谷瀬の吊り橋」。JR五条駅から十津川経由新宮行バスに揺られること約1時間50分で到着。村営駐車場が30台あるので、マイカーでドライブがてら訪れるのもいいかもしれませんね。

谷瀬の吊り橋とは、全長297m、高さ54mの吊り橋。生活用としては、日本で一番長い吊り橋とされています。実際に渡ってみると、一足踏み入れるごとにゆらゆらと揺れてまさにスリル満点!安全面を考慮して、一度に渡れるのは20名までだそう。このスリルに耐えられる人にとっては、まるで空中散歩をしているかのような感覚を味わえますよ。

そして、谷瀬の吊り橋の魅力はそのスリル満点さと同時に、絶景が堪能できるところ。周囲は360度山に囲まれており、眼下には熊野川が流れています。春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉と季節によって、様々な表情を見せてくれるので、何度でも訪れたくなるはず。

この谷瀬の吊り橋、春は桜の名所として人気を集めているのですが、実はおすすめなのが新緑の時期。5月、6月の緑が芽吹いていく時期は、春に比べると人も少なく穴場。さらにハイキングするには最適の気候で、本当に視界に入る緑が眩しく美しい。芽吹く緑にパワーをもらえること間違いなしの季節です。

吉野の山と熊野川の魅力を堪能!谷瀬の吊り橋ではキャンプもできる!

そんな自然に囲まれた谷瀬の吊り橋。実際に吊り橋を渡ってみた後、レジャーとしておすすめなのがキャンプです。現在流行中のキャンプ。ソロキャンプやデイキャンプなど様々な楽しみ方が広がっていますが、せっかくならば山にも川にも恵まれた自然豊かな場所で、楽しむことができれば最高ですよね。そんな人には、まさにこの谷瀬の吊り橋がおすすめ。

谷瀬の吊り橋付近には、2箇所のキャンプ場があり、谷瀬の吊り橋の少し上流には「谷瀬つり橋オートキャンプ場」。こちらは食材や道具も全て自分たちで準備するスタイル。まさにアウトドアの醍醐味を全力で味わえるのが魅力です。

そして谷瀬の吊り橋の真下には「つり橋の里キャンプ場」。こちらは、寝袋や鍋、ランタンなどを借りることができ、売店では炭や薪や氷なども販売されているので、キャンプ初心者でも安心して楽しむことが出来そうです。川辺でBBQをしたり、揺れる木々を見ながらテントで寝そべってみたりと、思いっきり自然を満喫することができそうですね!

住所 奈良県吉野郡十津川村谷瀬
アクセス
【公共交通機関】
〇近鉄「八木駅」から十津川経由新宮行きバス約3時間「上野地」で下車
〇JR「五条駅」から十津川経由新宮行きバス約1時間50分「上野地」で下車
【車】
五條市「本陣交差点」から国道168号線で約1時間
見学時間 見学自由
料金 無料
ホームページ 十津川村観光協会公式HP

 

 

セトレならまち
SETRE NARAMACHI
住所:奈良県奈良市高畑町1118
TEL:0742-23-2226
営業時間:
【ホテル】 火曜定休
http://www.hotelsetre.com/naramachi
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