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2020/12/5

”今だけ!”期間限定のお楽しみ。奈良に行くならこの時期に合わせたい、奈良公園で行われるイベントとは

奈良公園といえば、東大寺・興福寺・春日大社という世界遺産の寺社がある奈良観光の中心エリア。雄大で豊かな自然美が四季折々の表情で出迎えてくれ、野生の鹿に近くで触れ合えることで観光には外せないスポットとなっています。

そんな奈良公園では、季節によって様々イベントが開催されています。奈良はいにしえの都。そのためイベント自体も歴史あるものがたくさん。奈良公園の雄大な自然とマッチしたイベントは一見の価値ありです。きっと奈良の魅力は、鹿だけでないことがおわかりいただけるはず!今回は、奈良公園で行われるイベントをご紹介していきます。

冬の夜空を焦がす古都奈良の伝統行事、若草山焼き

まずご紹介したいのが、毎年1月の第4土曜日に開催される若草山の山焼き。山焼きというと京都の五山の送り火が思い浮かぶ人も多いと思いますが、古都奈良の山焼きは冬。点火は18:30からなので、しっかりと防寒対策をして臨んでくださいね。

奈良の冬の風物詩である、この山焼き。諸説ありますが、この若草山の山頂にある鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)に眠る霊魂を供養するためとも言われています。江戸時代末期頃には若草山と隣り合う東大寺、興福寺が立ち合いのもと山焼きが始まったという云われもあり、その歴史は古いことは確かです。

澄んだ夜空に打ち上げられる花火!山焼きの炎の赤と相まった色とりどりの美しさが広がる。一夜限定の美しさは必見!

若草山焼き自体の点火は18:30からですが、実はその前に約200発の花火が打ち上げられます。花火といえば夏が定番の催し。しかし、この山焼きの花火を見ると冬の花火の美しさを実感できるはず!寒空に色とりどりの可憐な花が咲き乱れ、その後山焼きの炎が夜空を赤く焦がす様はまさに奈良でしか見られない光景。

そこで気になるのが、おすすめビュースポットでしょう。約33ヘクタールという広大な敷地が炎で赤く包まれるので、奈良公園一帯からでももちろん見ることが出来ます。

その中でもおすすめしたいのが、若草山山麓。数あるビュースポットの中で最も近くで見ることができるため、迫力は想像以上です。冬の空が赤く染まる様がとにかく圧巻の一言!イベントが開催されたり、屋台もあったりと冬のお祭り気分も味わえる場所です。初めての山焼き鑑賞であれば、まずはここをチョイスしておけば間違いないかも。ただし人気スポットでもあるので、17:00前には混雑した状態に。早めの入山をおすすめします。

ただし2021年については新型コロナウイルスの影響で、山焼き時の若草山への入山が規制されているため、山麓での鑑賞は難しそう。そこでおすすめしたいのが奈良公園内の「春日野園地」。迫力という点では山麓には敵いませんが、比較的近くから山焼きを鑑賞できるスポットで、十分楽しめますよ。

また、こちらも人気スポットのため人は多いですが、敷地自体が広大なため、混みあっている!という印象は少ないかもしれません。人混みは苦手、なんていう方でも安心して楽しめますね。

エリア  若草山一帯
アクセス
奈良公園 春日野園地までのアクセス
〇近鉄奈良駅から徒歩20分
〇JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス【市内循環外回り】行き「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩約5分
問い合わせ先  : 0742-27-8677(若草山焼き行事実行委員会事務局)
開催期間 : 毎年1月第4土曜日点火時間18:30~(2021年に関しては新型コロナウイルスの影響で18:00~)
ホームページ若草山焼き公式HP

 

真夏の奈良の一大イベント。昼間の雰囲気とは一変、「なら燈花会」

続いては、真夏の奈良の夜を彩る一大イベントをご紹介します。関西に住んだ経験のある人なら一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、全国的にはまだまだ知らない人も多いイベントかもしれませんね。なら燈花会とは、奈良公園の広大な敷地に約2万本以上のろうそくが灯されるというもの。オレンジ色の温かみある光が広がり、冬のイルミネーションで定番の青白い光とはまた違った幻想的な雰囲気が味わえますよ。

そもそもなら燈花会とは、1999年からスタートしたイベント。「燈花」とは、灯りの先にできる花の形のかたまりのことで、これができると縁起がいいと昔から喜ばれるものだそう。奈良を訪れた人が幸せになりますようにと願いを込めて、ライトアップが行われています。

そんな燈花会は毎年8月上旬から中旬にかけて、10日間だけ開催されます。ろうそくの灯りが灯されるのはだいたい19:00~22:00前にかけて。夏に奈良観光の予定がある方は、ぜひこのタイミングで訪れることをおすすめします。

ゆらめく灯りが幻想的、奈良公園一帯がロマンチックなデートスポットに

奈良公園一帯が会場となっており主要な会場は、何と8か所。浮見堂、猿沢池、興福寺など奈良を代表する観光スポットが、昼間とは違う空気感をまとった空間に。「昼間に1回行ったことがある」なんて人も、このろうそくに灯された時間帯に訪れると、また違った景色に感動するはず!

そして最寄り駅は、近鉄奈良駅。春日大社など駅から少し離れた具体的な目的地があれば、バスやタクシーに乗るのが早いですが、せっかくなぶらぶらと夜の散歩を楽しんでみるのも悪くないかも。

奈良公園のメイン観光スポットかつ世界遺産である、東大寺や興福寺。ろうそくの優しく温かみのある光に浮かび上がり、ほっこりとした気持ちになれます。昼間とはまた違った雰囲気で、何だかロマンチック。夏のデートスポットとして、カップルに人気があるのも納得です。

ちなみにこの燈花会、夏のイベントということで浴衣で訪れる人も多く、この期間になると奈良行きの電車では浴衣姿の人を多く見かけます。せっかくであれば古都の夜を浴衣で散策してみては。

エリア  奈良市雑司町、春日野町、高畑町、登大路町周辺
アクセス
最寄り駅  〇近鉄奈良駅  〇JR奈良駅
問い合わせ先   0742-21-7515(燈花会の会 事務局)開催期間   8月上旬~8月中旬にかけての10日間
点灯時間   19:00~(会場によって時間が異なります)
ホームページ   なら燈花会公式HP

奈良の節分はユニーク!閉塞した空気をを吹き飛ばしたいなら今年は奈良の節分へ

節分というと、毎年2月3日に”みんなが元気で幸せに過ごせますように”と願って豆まきをした経験がある人も多いはず。最近では恵方巻も全国的に知られるようになり、新たなイベントの楽しみ方として広がっているように感じられます。日本の伝統的な行事の一つとして毎年2月3日には、全国各地の神社やお寺で行事が行われ、有名人が豆をまく姿がテレビでも見受けられますよね。

そんな節分行事ですが、実は奈良での節分行事は一風変わったものが多く、各寺社ごとにかなり特色がありユニーク。これは全国的にはあまり知られていないのではないでしょうか。

例えば、少し場所は離れますが吉野にある金峯山寺(きんぷせんじ)での節分。「鬼は外!福は内!」と唱えながら豆を投げ鬼を追い払うのが定番ですが、この金峯山寺での節分は、全国から追い払われてきた鬼たちを「福は内、鬼も内」という言葉で迎え入れるというもの。そして仏教の力によって、荒れ狂う鬼たちを仏道に帰依させるというユニークなイベントです。ストーリー性があり、子どもも大人も楽しめるイベントととして関西では知られています。

東大寺二月堂の節分で福豆ならぬ”福鈴”、”福アンパン”をGETして今年の健康と幸せを祈ろう

もう少しアクセスの良い場所で、奈良ならではのユニークな節分行事をお探しの方にはこちら。世界遺産としても観光地としてもお馴染みの東大寺。こちらでも少し変わった節分行事が開催されています。

東大寺二月堂の節分万灯会では、まかれるのは定番の豆だけにあらず。午後2時より二月堂の舞台上から、縁起物である”福鈴”やなんと”福アンパン”も宙を飛び交います。GETできればかなりラッキー!幸先のよい年となりそうですね。

ちなみに午前10時からは遷宮が行われます。遷宮とは、古いお札等を浄火にあげる儀式のことで、前日までに二月堂の受付に持ち込むと無料でお焚き上げをしてくれるというもの。そして午後6時からは星供養といって、万灯明を灯し東大寺が一気に幻想的な雰囲気に。昼間の東大寺も立派ですが、ライトアップされると荘厳さがより際立ちます。

「鬼滅の刃」の流行で、今年の節分は何だか盛り上がりそうな予感ですが、しっかりと邪鬼を追い払っていい年になるようお参りも欠かせませんね。

コロナ禍でなかなか思うように動けないことも多い中、閉塞した気分になることもあったかもしれません。今年は一味違った節分で、そんな気分も一緒に吹き飛ばしてしまいましょう。

住所   奈良県奈良市雑司町 東大寺二月堂
アクセス   JR・近鉄奈良奈良駅から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
問い合わせ先    0742-22-5511
開催日時    毎年2月3日(豆まきは14:00~)
ホームページ   東大寺公式HP

セトレならまち
SETRE NARAMACHI
住所:奈良県奈良市高畑町1118
TEL:0742-23-2226
営業時間:
【ホテル】 火曜定休
http://www.hotelsetre.com/naramachi
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