
世界遺産としても有名な奈良の東大寺。奈良のシンボルともいえる”大仏さま”がいらっしゃるのがこの寺院です。大仏殿や南大門、二月堂、法華堂など国宝に指定されている建造物も多く、見どころがたくさん!
そこで気になるのが、拝観時間やアクセス方法、実際の混雑具合ではないでしょうか。今回は、東大寺を訪れる際に知っておきたい情報を奈良出身者がまとめました。実際に東大寺を訪れた人の様子もご紹介していますので、リアルな情報が盛りだくさんです。奈良に行くなら要チェックですよ!
東大寺とは
東大寺とは、奈良時代に聖武天皇によって建てられたお寺です。聖武天皇は仏教を厚く信仰しており、仏教の力で国を守るために建立されました。
現在では世界遺産として、多くの観光客が訪れるスポットとしても有名ですね。
東大寺といえば大仏さまの大きさがフューチャーされがちですが、大仏さまが安置されている大仏殿自体も世界最大級の木造古建築としても有名です。何と幅58m、高さが48mとかなりの大きさ!
初めて訪れた人はその圧倒的なスケールにきっと驚くはずです。それだけ規模の大きなお寺なので、奈良で最も人気の観光地の一つでありながら、意外にも「人混みを感じることなくゆっくりと見れる!」という声も多く聞かれます。
東大寺はこんな人におすすめ
奈良には東大寺の他にも有名な神社仏閣がたくさん。「他にも観光したいところがたくさんあって、どこをチョイスすればかわからない」とお悩みの声もよく聞きます。
ここでは、こんな人はぜひ東大寺に足を運んで欲しい!というポイントをピックアップしています。当てはまったらぜひ東大寺へ行ってみてくださいね。
奈良のシンボル”大仏さま”を一目見たい人
奈良といえば「大仏さま」ですよね。「大仏さま」は正式には、廬舎那仏座像(るしゃなぶつざぞう)といい、宇宙そのものという仏さま。
高さ約15mの世界最大級の金銅仏です。初めて大仏さまを見た人は、その大きさに思わず感嘆してしまうくらいの圧倒的スケール!
ちなみに、大仏殿の正面の窓である「観相窓」から大仏さまのお顔が拝めるのは年2回。元日の0時~8時と8月15日の夜の2回だけ!こちらもタイミングが合えばぜひ訪れたいですね。
国宝の仏像巡りは外せない人
先ほどご紹介した「大仏さま」も国宝仏ですが、実は東大寺には他にも有名な国宝仏がたくさん!
まず東大寺の正門である南大門の左右には、「金剛力士像」、東大寺ミュージアムには「日光・月光菩薩立像」、戒壇堂には「四天王立像」とそれぞれの仏像が多くあり、本当に見ごたえ十分です。
仏像好きな人はもちろんですが、そうでない人も「歴史の教科書で見たことがある!」とう瞬間が多く訪れるはずですよ。
「修二会(お水取り)」で幸せを願いたい人
「修二会(しゅにえ)」とは毎年3月1日~14日まで行われる東大寺の法要。燃え盛る松明の火の粉を浴びると、その1年幸せに過ごせると言われています。
二月堂を舞台に、選ばれた11人の僧侶が現世を生きる私たちの罪を許してもらえるよう、また世界のみんなが幸せに暮らせるよう祈る行事。なんと奈良時代から現在まで、1270年途切れることなく続いてきた伝統的な法要です。
燃えさかる炎から「おたいまつ」と呼ばれたり。井戸の水を取る儀式が行われることから「お水取り」とも呼ばれています。
ぜひ、この時期に奈良に行くなら夜空を焦がす松明の炎が幻想的な夜に足を運んでみましょう。
実際に行った人たちの様子
東大寺を訪れる際の注意点
先ほどご紹介した「修二会」期間中に訪れる際の注意点と、それぞれのお堂と季節の拝観時間の違いについてまとめています。しっかりチェックしてくださいね。
季節・お堂により拝観時間が異なるので注意
4月~10月、11月~3月はお堂ごと、また時期により拝観できる時間が少し異なりますので、注意してくださいね。
【4月~10月】拝観時間
大仏殿 7:30~17:30
法華堂・戒壇院千手堂 8:30~16:00
東大寺ミュージアム 9:30~17:30(最終入館17:00)
【11月~3月】拝観時間
大仏殿 8:00~17:00
法華堂・戒壇院千手堂 8:30~16:00
東大寺ミュージアム 9:30~17:00(最終入館16:30)
「修二会」は3月12日は避けたほうがベター
先ほどもご紹介しましたが、修二会は別名「お水取り」と呼ばれ、二月堂の井戸から水を汲むという儀式があります。それが行われるのが3月13日の未明頃。
ですので、それを見たい人たちで3月12日は非常に混雑します。場合によっては、入場規制がかかることも。最近では18時前には入場規制がかかり入れなくなるほどだそう。ですが、松明に火がともるのは19時半からなので、長時間混雑した中で待たないといけないことになります。
3月12日以外でも期間中はお松明の炎は見れますので、「確実にお松明を見たい!」、「お松明は見たいけど、混雑は苦手・・・」という人は3月12日は避けたほうが良いでしょう。
アクセス方法
もちろん車でもアクセスできますが、東大寺には駐車場ありません。車で行く場合は近隣の有料パーキングを利用しましょう。また、週末や特に紅葉シーズンは東大寺周辺の道路は大変混みあい、近隣のパーキングもなかなか空かない状況も多く見受けられます。特にそういった時期は、スムーズに観光するなら公共交通機関を利用した方が良いでしょう。
公共交通機関でのアクセス
「JR奈良駅」、「近鉄奈良駅」より市内循環バス【東大寺大仏殿・春日大社前】下車後、徒歩5分
「近鉄奈良駅」よりぐるっとバス(大宮通ルート・奈良公園ルート)【大仏殿前駐車場】下車後、すぐ
「近鉄奈良駅」より徒歩20分
JR奈良駅および近鉄奈良駅から主要観光地へは、バスの本数も多く、観光にも便利です。
東大寺は近鉄奈良駅からは徒歩20分の距離。「20分も歩けない・・・」と思われがちですが、東大寺までの道中に同じく世界遺産の「興福寺」もあります。途中、寄り道もしつつ奈良の街並みを見ながら歩いていると、案外すぐに到着です。お天気が良ければ、ぜひお散歩がてら歩いて訪れてみるのもおすすめですよ。
東大寺
住 所:奈良市雑司町406-1
電話番号:0742-22-5511
公式 HP:http://www.todaiji.or.jp/index.html
SETRE NARAMACHI
住所:奈良県奈良市高畑町1118
TEL:0742-23-2226
営業時間:
【ホテル】 火曜定休
http://www.hotelsetre.com/naramachi

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