
「グラバー園」「軍艦島」「ハウステンボス」など観光スポットがたくさんある長崎は、旅行先として人気が高く多くの人が訪れています。そんな長崎を旅するなら、ぜひ方言について知ってから出かけませんか?
長崎県で使われる長崎弁は語尾やイントネーションに可愛らしいなまりがあり、とても親近感のある温かい方言です。長崎弁について知れば、現地の人の会話が理解しやすくなることはもちろん、使うことができればより現地の人との交流を楽しむことができますよ。
今回は長崎弁をテーマに旅行に行くなら知っておきたい長崎の方言についてご紹介します。
語尾に使う長崎弁
長崎弁では独特の語尾をつける表現があります。ドラマなどで使われることも多く、有名なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。日常会話でもよく使われますし、語尾につけるだけなので長崎弁を旅先で使ってみたいという方も使用しやすい方言です。いくつか表現をご紹介します。
「〜と?」
「〜と?」は語尾につけることで、標準語では「〜ですか?」という意味になります。長崎弁の例文としてよく使われる言葉に
「何ばしょーると?」という表現があります。
これは標準語では「何をしていますか」という意味になります。他にも「なんばいよっと?」という言葉は「なんて言いましたか?」という意味として使います。
「〜ばい」
強調したい表現の語尾に長崎弁では「ばい」を付けます。イメージとしては「!」をつけるようなニュアンスで使用されています。この表現は長崎弁の代表的な表現なので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。親しみを感じる可愛らしい表現ですよね。いろんな使い方ができますが、旅先では以下のように使ってみてはいかがでしょうか。
「今から飲みに行くばい!」
「このお料理とても最高やったばい!」
形容詞・助詞の表現を覚える!
長崎弁の代表的な表現のひとつに、独特の形容詞と助詞の使い方があります。知っていなくても何となく意味は分かるのですが、覚えておくと長崎の人が話す言葉をより理解しやすくなります。
形容詞は「か」で終わる
長崎弁では形容詞は「か」で終わります。
「長い」→「長か」
「白い」→「白か」
「早い」→「早か」
「道が混んでいて長か時間がかかりました」のように使います。覚えておくと長崎弁を聞き取りやすくなりますね。
助詞「を」は「ば」に変換
助詞の「を」は「ば」に変換されます。例えば「このパンを下さい」は
「このパンば下さい」という表現になります。
「タクシーば待っています」
「中華街までの道ば教えて下さい」
この様に旅先でもいろんな場面で使うことができます。慣れてくれば長崎弁初心者でも使いやすい表現ですね。
助詞「が」は「の」に変換
長崎弁では、助詞「が」は「の」に変換して使います。九州以外の地方から長崎に行く方は聞き慣れない助詞の使い方なので戸惑うかもしれませんが、頭に入れておくと現地での会話が理解しやすくなります。
例えば以下のように使用されます。
「電車の遅れるかもしれません」
「雨んとても強く降ってきた」
発音の関係で「の」が「ん」で使われることもあります。例で記載した表現を合わせると、
「雨んとても強く降ってきたから、電車の遅れるかもしれん。」
(雨がとても強く降ってきたから、電車が遅れるかもしれません。)
独特な長崎弁の助詞の使い方です。ぜひ覚えておきましょう。
旅先で使おう!マスターしたい長崎弁
続いては長崎を旅する際に使いたい長崎弁をご紹介します。現地での会話で使えたら、きっと長崎の人と親密になれますよ。ぜひ覚えて使ってみましょう。
みじょか
「みじょか」は標準語で「かわいい」を意味する長崎弁です。旅先で「みじょか」を使う機会はきっと多いはず。
「このケーキ美味しくて、とってもみじょか〜♪」
といったように使ってみてはいかがでしょうか。
ふとか
「ふとか」と聞くと「太い」と解釈してしまいますが、長崎弁での「ふとか」は「太い」という意味だけでなく、「大きい」というニュアンスも持ちます。
「軍艦島にはとてもふとか建物がありました」
のように大きさを表す時にも使えますし、
「あなたはとても心のふとか人じゃ」
といった表現でも使うことができます。長崎だけでなく九州の様々な地方で使われる表現です。
よか
「よか」は長崎弁で「良い」を表す言葉です。発音も可愛らしく温かい表現です。旅先なら使う機会もきっと多いはず。ぜひ現地の人に
「長崎はとてもよか所ですね〜」
と言ってみてはいかがでしょうか。
ユニークな長崎弁
続いてはちょっとユニークな長崎弁をご紹介します。旅先で使う場面は少ないかもしれませんが、覚えておくと長崎の人との会話のきっかけになるかもしれません。
とっとっと
「アイスクリームを食後に食べようと思ってとっとっと。」
この意味は分かりますでしょうか。響きがちょっぴりユニークな「とっとっと」という長崎弁。標準語での意味は「取り置いている(とっておく)」という意味です。まるで言葉遊びみたいな表現で面白いですね。
じゃがいもができる
「靴を脱いだらじゃがいもができていてすごく恥ずかしかった」
さてこちらの意味は分かりますでしょうか。何を言っているのかさっぱり分からないですよね。こちらも独特な長崎の方言です。じゃがいもが方言なの?と思っている方が多いと思いますが、野菜の「じゃがいも」では無いんです。
長崎では「靴下に穴が開いた状態」を「じゃがいもができる」と表現します。他県ではなかなか聞いたことがない表現だと思います。知っていれば長崎の人との会話のきっかけになりそうですね。
まとめ
今回は長崎に旅行に行くなら知っておきたい長崎の方言についてご紹介しました。方言についてあまり知らない方も、覚えておくと長崎の旅がもっと楽しくなりますよ。現地の人ともより親近感のある交流ができるはずです。ぜひ参考にして下さいね。
SETRE Glover's house NAGASAKI
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