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2021/03/15

五島列島の教会で過ごす静かな時間。教会のマナーや旅プランのご紹介

文化も街並みも異国情緒たっぷりで、グルメも充実している長崎。そんな長崎で観光する際にぜひ訪れたいのが、五島列島にある教会。世界遺産にもなり、ますます注目を集めています。

今回はそんな長崎の五島列島に教会が多い理由や教会を訪れる際のマナーをお届けします。また、おすすめの五島列島の教会巡りのコースも同時にご紹介!長崎の教会巡りをする際に必要な情報をぎゅっとまとめてお届けします。

知っておきたい五島列島に教会が多い理由


まずはじめに長崎には数多くの教会があり、それらは「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として2018年に世界文化遺産として登録されています。17世紀から19世紀に渡って、この長崎天草地方では姿、形を変えつつもキリスト教への信仰は続きます。その歴史と文化こそが世界遺産として認められたというわけです。長崎市や佐世保市、そして今回ご紹介する五島列島を含む、12の施設やエリアが世界遺産となっています。

そして押さえておきたい歴史的な流れ。1549年に日本にキリスト教が伝わり、長崎はキリスト教信仰の中心地に。しかし1614年に全国的に禁教令が出されます。そこから約2世紀に渡り続くこの禁教令。その中で、長崎でキリスト教を信仰していた信者達は、弾圧を逃れながらも信仰を続けていくのです。

五島列島は潜伏キリシタンの隠れの里であった

140以上の島々からなる五島列島。そんな五島列島に多い理由、それは1800年代後半に多くの潜伏キリシタンが移住してきたからという背景があります。

五島列島は九州の最西端、長崎港から約100㎞離れており、現在でも飛行機と船を乗り継いでの距離。確かに幕府の目から少しから逃れるという点ではよさそうですが、当時を考えると命がけの移住だったのではないでしょうか。また、何もない場所で一から開拓し、生活を形作っていくのはきっと想像以上に大変だったはず。しかし、それをものともしないキリスト教への厚い信仰心を感じます。

教会見学のマナーについて


そんな教会を訪れる際、守りたいルールがあります。教会は祈りを捧げる場であり、観光施設ではないため、しっかりとルールを守って見学しましょう。

・神聖な場にふさわしい服装で、脱帽する
・中央正面のドアは、儀礼用のもの。左右のドアから出入りしましょう。
・ミサ、冠婚葬祭時の見学は不可
・聖堂内の写真撮影はNG
・内陣(祭壇)は神聖な場所。立ち入らないようにしましょう。
・教会内での飲食、喫煙は禁止。また大声も控えましょう。
・装飾品にふれないように。

神聖な場所、祈りの場であることを考えると「飲食、大声禁止」や、むやみに施設内の装飾品に触らないなどは当然といえば当然。

ただ、「中央のドアでなく左右のドアを利用する」というのは、普段教会に足を運ぶ機会がない場合、知らない人も多いかもしれませんね。この機会にしっかりと頭に入れておきましょう!

神聖な気持ちで教会の雰囲気を感じることが大切

そして何よりも教会を訪れる際に大切なのが、厳かな気持ち。特徴的な華やかな建築や美しいステンドグラスに思わずはしゃいでしまいそうな気持ちになりますが、まずはその厳かな空気を感じて。そこにいるだけで穏やかな気持ちになれるはずです。

そして、見学できたことにお礼がしたい!という場合は、ぜひ献金箱に寄付をしてみては。教会の見学は無料です。ですが感謝の気持ちを心ばかり寄付することで、この美しい世界遺産を後世に繋いでいくお手伝いができますよ。

五島列島でおすすめの人気の教会巡りコースはこれ!


五島列島には約50もの教会が点在しています。となると、どの教会を訪れるか迷うところ。旅行という限られた時間に中で、より効率的に巡りたい!人気の教会は外せない!というあなたにおすすめのコースをご紹介します。

今回ご紹介するのは、五島列島にある教会の半数以上がある「上五島」。約29の教会が佇んでいる島です。その中でも人気の教会を4か所巡るコースです。上五島の北部をぐるっとUの字型に巡るコースで、所要時間は車で約半日ほど。気軽に教会巡りをするにはぴったりのコースですよ。

1.ここは絶対外せない!世界文化遺産の「頭ヶ島天主堂」

まず五島列島の教会巡りで絶対に押さえておきたいのが「頭ヶ島天主堂」。世界遺産になっている集落のひとつです。

教会建築の第一人者と言われる、五島生まれの建築家「鉄川与助」が設計した教会。大正8年完成の、重厚感ある石造りの外観が特徴的です。

一方、教会内部は天井は淡いモスグリーンに、随所に白やピンクの椿の意匠が施された華やかな印象!外観とは打って変わって、可愛らしいのがなんとも印象的です。そのデザイン故「花の御殿」とも呼ばれています。

ちなみに頭ヶ島天主堂に訪れる際には、2点注意していただきたいことが。まず1点目は、頭ヶ島天主堂を訪れる際には、事前連絡が必要です。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」へメールもしくは電話での申請が必須なので、お忘れなく。

2点目はアクセスについて。頭ヶ島天主堂へは車の乗り入れができないため、上五島空港からのシャトルバスを利用し訪れることになります。この点もご注意を。

住    所:長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ヶ島638
ア ク セ ス :上五島空港からシャトルバスで7分
問 い合わせ先:長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター
TEL:095-823-7650
H P:長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター公式HP

2.旧浦上天主堂の被爆レンガが一部使用された「旧鯛ノ浦教会」

頭ヶ島天主堂からシャトルバスで一旦上五島空港へ戻ってから、車もしくはバスで訪れたいのがこちら。茶色のレンガ造りが目を引く「旧鯛ノ浦教会」です。

最初の教会は明治14年に設立された後、建て替えを経て現在の建物は昭和54年に再度建て替えられたもの。鐘棟には、浦上天主堂の被爆したレンガが使用されてます。長崎の歴史に思いを馳せながらゆっくり見て回りたいですね。

ちなみにこちらの教会は、外国人宣教師ブレル神父が赴任した後から上五島の布教の中心となっていたよう。五島の信徒の心の拠り所となっていた場所と思うと、感慨深いですね。

住  所:長崎県南松浦郡新上五島町鯛ノ浦郷326
アクセス:有川港から車で10分
中野停留所より徒歩2分
見学時間:9:00~17:00

3.鉄川与助設計のレンガ造りが美しい「大曽教会」

続いてご紹介するのは、「大曽教会」。頭ヶ島天主堂を設計した鉄川与助の設計の教会で、
県指定有形文化財となっています。

違う色のレンガを組み合わせ、デザインとして組み込まれています。また、教会内の天井はリブヴォールト天井と呼ばれるものです。リブウォールト天井とは、簡単にいうとアーチ状の天井で、ゴシック建築の特徴ともいえるもの。中世ヨーロッパの建築好きにとっても一見の価値ありの教会です。

住  所:長崎県南松浦郡新上五島町青方郷2151-2
アクセス:旧鯛ノ浦教会より約20分
見学時間:9:00~17:00

4.ステンドグラスに差し込む陽に心洗われる「青砂ヶ浦天主堂」

最後に到着するのが、「青砂ヶ浦天主堂」。この教会巡りコースの中でもマストな教会です。海を望む高台に建つ教会で、聖ミカエルが出迎えてくれますよ。

こちらも鉄川与助による代表的な教会建築で、重厚感あるレンガ造りが特徴的です。明治43年から100年以上五島の街を見守り続けているシンボル的な存在でもあります。

そして、聖堂内に差し込むステンドグラス越しの光の美しさは圧巻。残念ながら堂内の写真撮影はNGです。足を運び入れた人にしかわからない、この美しい瞬間はぜひ心に留めておいてくださいね。

住  所:長崎県南松浦郡新上五島町奈摩郷1241
アクセス:大曽教会より約15分
見学時間:9:00~17:00

セトレ グラバーズハウス長崎
SETRE Glover's house NAGASAKI
住所:長崎県長崎市南山手町2-28
TEL:095-827-7777
営業時間:
【 ホ テ ル 】火曜定休(祝日・夏期・年末年始除く)
※水曜日は10:00~の営業となります
【ブライダル】平日12:00-19:00/土日祝10:00−20:00/火曜・水曜定休
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