
旅行の楽しみは食にあり!名所を観光するのもいいけど、ご当地グルメを食べ歩くのも旅の楽しみ方の一つですね。いつもは目にしないメニューや味の組み合わせは、「新しい食」との出会い!
今回はそんな「食」に焦点を当て、長崎のB級グルメをご紹介します。長崎を飛び出して全国定番のグルメになっているメニューや懐かしさを覚えるご当地グルメもある長崎の絶品B級グルメをぜひ味わってみてくだい!
長崎を代表する定番グルメ 「ちゃんぽん」
長崎グルメの代名詞ともいえる「ちゃんぽん」。地元の人から観光客まで多くの人に愛されている長崎の定番グルメです。全国展開のチェーン店もあるほど、知名度の高いグルメですね。ちゃんぽんの発祥地とされている「四海樓」は明治創業の老舗店。お店の創業者が中国の留学生に栄養のあるものを食べさせてあげたいという想いから、ちゃんぽんができたといわれています。
中国福建省の料理がベースとなったちゃんぽんは、豚骨と鶏がらの白濁した濃厚スープに、もっちりと太めの麺、シャキシャキの野菜やエビが絶妙に絡み合い一度食べたら病みつきに。具材はキャベツやもやしを中心に、にんじん、しいたけやかまぼこが入っています。スープも濃厚からあっさり、九州の定番の出汁であるアゴ出汁を使ったちゃんぽんもあり、人気グルメなだけアレンジも豊富です。
ちゃんぽんに負けていない!2種類の麺を食べ比べ 「皿うどん」
ちゃんぽんと並んで長崎グルメを代表する「皿うどん」。麺は細麺と太麺の2種類があり、長崎市内や南部、他県は細麺、北部は太麺が主流となっています。全国的に人気なのはパリパリの食感が新鮮な細麺です。油で揚げた麺は、カリカリのかた焼きそばに似た食感。この細麺の上に、エビやイカの魚介類とキャベツやきのこの野菜がたっぷりとのっていて食べごたえもばっちり。鶏ガラスープのとろりとした餡かけとのバランスも絶妙です!
対して太麺は、餡かけではなく魚介や野菜と一緒に炒めたスタイルが多いです。麺と具材を別々に炒める場合もあり、その見た目と食感は焼きうどんに似ています。細麺と同じ鶏ガラスープか、醤油で味つけしたものもありますよ。スープのないちゃんぽんともいえる皿うどん。メインで食べてもよし、飲んだあとの締めに食べるのもいいですね!
ボリューム満点!大人のお子様ランチ 「トルコライス」
名前を聞くと「長崎なのにトルコ料理?」と不思議に思う方は多いでしょう。しかし、このグルメはトルコの郷土料理ではなくボリューム満点の長崎グルメです!ピラフの上に、トンカツ、オムライス、スパゲッティが溢れんばかりに乗ったお皿は、「大人のお子様ランチ」と呼ばれているのも納得のボリューム!
ピラフはカレーやガーリック、サフランなど様々なバラエティがあります。スパゲッティは昔懐かしケチャップたっぷりのナポリタン、ソースはデミグラソースが定番とされています。見た目も味もまさに王道のB級グルメ!お店によって味付けが異なるので、食べ比べるのも楽しいですね。観光で歩き疲れた日に食べると空腹も満たされること間違いなし!
真っ黒なカレールーが目を引く!「大村あま辛黒カレー」
真っ黒なルーが一際目を引く「大村あま辛黒カレー」。竹炭粉を使うことで真っ黒になったルーは、見ためのインパクトも大きいですね!濃厚なソースのような見た目ですが、フルーティーな甘さとスパイシーな辛さの両方を味わえるカレーです。具材やトッピングには、大村市で育った野菜や果物を使用し、地元愛がつまった一品となっています。
大村市は「シュガーロード」と呼ばれる長崎街道が街の中心にあり、砂糖の運搬中継地として長島銘菓や南蛮菓子の誕生を支えてきました。長崎の歴史に欠かせない砂糖と、1582年に天正遣欧四少年使節がローマからの帰りにインドに立ち寄って持ち帰ったといわれているスパイスを使ってできたカレーは、大村市のご当地グルメとして人気を博しています。
プリプリのエビとカリッと揚げた食パンが絶妙!「長崎ハトシ」
これまた聞きなれない名前の「ハトシ」。揚げパンや揚げ春巻きのような見た目と香ばしい香りが食欲をそそります。漢字で書くと「蝦多士」となるこちらのグルメは、江戸時代に長崎に伝わった中国・広州の料理。蝦は「ハー」と読みエビ、多士は「トーシー」と読み英語のトーストを意味するといわれています。日本語にすると「エビトースト」といったところでしょうか。
すり身の中に残るぶつ切りのエビはプリプリの食感を残し、サクッと揚げた食パンとの相性も抜群。揚げたてが一番美味しいですが、少し時間を置いても食感や風味を楽しめます。
エビの他に魚のつみれやお肉を使ってアレンジしたものもあるので、こちらも食べ比べしたくなるグルメですね!
昔懐かしのやさしい甘さ「ミルクセーキ」
どこか懐かしい響きをもつ「ミルクセーキ」。卵黄、牛乳、砂糖をたっぷり混ぜて作ったミルクセーキは暑い夏にぴったりのドリンクですね。実はミルクセーキにはフレンチスタイルとアメリカンスタイルの2種類があります。前者は卵黄、牛乳、砂糖にバニラエッセンスやコンデンスミルクを入れたもの。後者は、これらの具材にアイスクリームを加え、チョコレートや果物のシロップを入れてアレンジしたものを指しシェイクとも呼ばれています。
しかし、長崎のミルクセーキは飲みものではありません!その特徴は細かく削られた氷。「飲むカキ氷」として長崎の人に親しまれています。1925年に創業した九州初の喫茶店「ツル茶ん」の初代店長が、汗をかきながら坂の多い長崎を移動する人たちが、少しでも涼しくなるようにと考案したメニューです。やさしい甘さとひんやり冷たい食感に癒される、長崎を代表するスイーツです。
まとめ
古くから中国を中心にアジアやヨーロッパの貿易港として栄えてきた長崎は、生活様式をはじめ食文化にもどこか異国情緒が漂います。ちゃんぽんや皿うどんは、今や全国で愛されている定番グルメ。トルコライスやハトシ、ミルクセーキも長崎を訪れたら一度は食べてみたい長崎グルメです!長崎観光の際は、グルメ巡りも忘れずに!
SETRE Glover's house NAGASAKI
住所:長崎県長崎市南山手町2-28
TEL:095-827-7777
営業時間:
【 ホ テ ル 】火曜定休(祝日・夏期・年末年始除く)
※水曜日は10:00~の営業となります
【ブライダル】平日12:00-19:00/土日祝10:00−20:00/火曜・水曜定休
http://www.hotelsetre.com/nagasaki


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