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2019/12/31

街でよく見る「緑色の提灯」。普通の提灯と何が違う?

皆さんは飲屋街で緑色の提灯を目にしたことはありますか?普通の赤色の提灯はいくらでも見たことがあると思います。実はこの提灯の色、ちゃんと意味があって緑色の提灯を掲げています。それは日本の食料自給率と深く関わっている、他人事ではない理由です。

この記事では、緑提灯について詳しく記載したいと思います。

背景には日本の食料自給率

平成29年度の日本のカロリーベースの食料自給率は、38%でした。(参考:日本の食料自給率 農林水産省HP)つまり、残りの62%は海外からの輸入たに頼っているということです。

ちなみに、比較対象としてアメリカの食料自給率は130%(2013年)、イギリスは63%(2013年)、韓国は39%(2016)でした。世界的に見ても、食料自給率が低い日本。これは小学校や中学校の授業でも習っていると思います。

「自国の食料が少ない」というのはスーパーなどで痛感していることでしょう。どの食べ物を見ても、生産国は外国。国内のものは、「安心だが少し値段が高い」というイメージもあるでしょう。

そんななか、日本の食料自給率を上げるために、地場産の野菜やお肉を積極的に使って貢献してくれているお店があります。そういったお店が、実は”緑提灯”に深く関係しています。

緑提灯とは?

それでは本題の居酒屋や料理屋に掲げられている緑提灯についてです。

この緑提灯が掲げられているかは、前述のカロリーベースの食料自給率と同じく、日本産の農林水産物の使用量と関わってきます。この、日本産、地場産品をカロリーベースで50%以上使用しているところが、緑提灯を軒先に飾ることができます。 つまり、緑提灯が出ているお店は、日本の国産の食材を多く使っているということです。

この緑提灯を提供しているのは、「正直を重ねて信用を得る」をモットーに日本の食料自給率向上を目指す「緑提灯応援隊」というボランティア団体です。特別国家資格などではないのですが、今やこの輪は日本全国に広がっています。

食通やお酒好きの方以外の中には、何かメリットあるの?と思う方もいるかもしれません。

しかしちょっと想像してみてください。例えば、北海道に国内旅行に行くとします。到着後、最初に入った居酒屋で「北海道産の美味しい食べ物が食べたい」とリクエストすると、「食材は全て海外から輸入してます…」と言われると少しがっかりしませんか?

他にも、「この土地で造られたお酒が飲みたい」と言ったら、そういったお酒は取り扱っておらず、どこでも手に入るようなお酒しか注文できないとなると、折角旅行に来たのに風情がなくなってしまいますよね。もちろん、その土地の物を食べたいということを望んでいない人だっているかもしれませんが、やはりその土地土地の美味しい食材は歴史や文化と通じるところがあるので、是非口にしてみたいですよね。

緑提灯の歴史

この緑提灯の歴史は北海道の小樽から始まりました。

2005年に、北海農業研究センターの所長さんが、地場産の食材を取り扱っているお店のアピール方法を考え抜いた末、誕生しました。具体的かつシンプルな方法で、食料自給率を上げる。そのために、「緑色の提灯」という目を魅くアイテムを店舗自身に飾ってもらい、消費者へ知らせていこうとしました。

その後、老舗料亭の食品偽造問題などが日本で相次ぎ、”食”に対する不安が世の中を襲い始めました。筆者の記憶では、ちょうどこの頃から日本のスーパーでも、野菜の生産者の顔写真が貼られるなど、食材の出どころを明確に証明するような動きが出始めていました。

北海道で第一号の緑色の提灯が飾られ、現在に至るまで、食を提供する側は、食を消費する側の人々に対して自分の『安全性』をなるべくわかりやすく伝えるように努力が為されてきました。現在では緑提灯を飾っている店舗は日本全国に約4,000店にも増加しました。

緑提灯の星について

ちなみにこの緑提灯、提灯に黒い星があしらわれています。

これは日本産の食材の提供率に関係しており…

★・・・・・・・・50%以上
★★・・・・・・・60%以上
★★★・・・・・・70%以上
★★★★・・・・・80%以上
★★★★★・・・・90%以上

となっています。 つまり星の数が多ければ多いほど、その店の料理に使われている日本産食材の割合が多いということになります。 ちなみに、この星の数は店側の自己申告となっています。虚偽の申告をしたからと言って厳しい罰則はないのですが、「嘘をつくような店はお客に見放され、店を閉めるでしょう」という考えのもと、自己申告制をとっているそうです。

他の人より”食”にこだわりたいのなら、緑提灯の店を

金曜日など週末になると、飲屋街に出かける人が多くいます。

「いつものチェーン店」で食事を済ませることもできますが、もし通りを歩いていてこの緑提灯を目にしたら、「今日くらい」入ってみるのもいいかもしれません。食を通していつもと違う会話ができるかもしれません。

昨今はインバウンドで訪日外国人の数が増えています。もし外国人の友達が「日本の美味しいご飯が食べたい!」と言った時は、是非この緑色の提灯を探してあげてください。折角日本に来たのだから、日本で採れて美味しく調理されたご飯を食べることは、最高の思い出になると思います。 他の人より、食にこだわって美味しいものを食べたいそんなとき、緑色の提灯を探してみてください。

この緑色の提灯を掲げている店舗は、下記の緑提灯応援隊のHPから検索することができます。 緑提灯応援隊-お店検索    

セトレ グラバーズハウス長崎
SETRE Glover's house NAGASAKI
住所:長崎県長崎市南山手町2-28
TEL:095-827-7777
営業時間:
【 ホ テ ル 】火曜定休(祝日・夏期・年末年始除く)
※水曜日は10:00~の営業となります
【ブライダル】平日12:00-19:00/土日祝10:00−20:00/火曜・水曜定休
http://www.hotelsetre.com/nagasaki
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